南九州短期大学の教育目標の1つとして「社会や個人との豊かな関わりが持てる、ホスピタリティ・マインドを涵養する。」と掲げています。
社会と個人との関わりで「人の印象」は重要な要素です。そして「人の印象」は、言葉遣いや話し方・態度で変わります。
秘書技能検定では、「言葉遣い」「話し方」「態度」「振る舞い」などの「人柄の要素」を学ぶことができ、社会人としてのマナーや一般常識が身につきます。南短では、全コースの学生が「秘書技能検定」の資格取得サポートを受けられるため、各コースの専門知識だけではなく、実社会で役立つ社会人の基礎を身に付けられます。
夢や目標に合わせて目指す資格を決める。
目標は高く、超難関の「秘書技能検定1級・準1級」を目指します。
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まずは、筆記試験通過を目指し、検定対策に参加します。理論と実技、各60%をクリアすれば通過となります。
理論:必要とされる資質、職務知識、一般知識
実技:マナー・接遇、技能
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筆記試験に合格すると、面接試験(あいさつ、報告、状況対応)のロールプレイングが待っています。
面接対策も抜かりなく!担当教員の丁寧な個別指導で自信をもって本番に臨めます。
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秘書技能検定 合格認定
受験を通して、学びへの探究心と自信がつきました。
A.秘書学を学んでいくうちに検定のことを知り、3級を受験。「もっと知りたい!」と思い2級の受験を決意しました。また、就職活動の際に有利になるということも、検定に臨むきっかけとなりました。検定のための勉強を進めていくうちに探求心も高まって、学ぷことの楽しさも感じるようになっていきました。
島田 朱梨さん
医療事務・医療秘書コース 1年
宮崎県立宮崎商業高等学校出身
A.先生が、かなりの数の過去問題を用意してくださいました。その問題をたくさん解き、間違えた箇所は参考書で見直し、もう一度解く流れを繰り返しました。ただ覚えるのではなく、よく理解しながら学習することで、記憶に残るようになったと思います。
A. 合格と知った時は嬉しかったです。6月に3級に合格し、夏休みという長期休暇を利用して2級のための勉強に励みました。毎日少しずつ参考書を読みながらコツコツと努力したことが結果につながったと思います。次の目標は準1級に合格すること。面接対策もしっかり頑張ります。
A. 難しそうだからと、受験をためらってしまう人もいると思います。近年、マナー教育として秘書技能検定の受験を実施している企業もあります。秘書技能検定を取得していると就職活動の際にも有利になると思いますし、自信にもつながります。ぜひ挑戦してみてください。
秘書検定で得るものはとても大きいと実感。
A. 本学入学後に、準1級に合格された先輩方が職場で活躍されているお話を聞いて興味を持ちました。自分の強みはなんだろうと自問するなかで、検定の合格は必ず自分の自信になると信じて受験しました。
稲尾 京香さん
医療事務・医療秘書コース 2年
宮崎県立宮崎大宮高等学校出身
A.筆記試験の対策では多くの問題パターンに慣れるため、過去の問題を3周くらい解き、インプットとアウトプットを繰り返しました。面接の練習では、先生にマンツーマンでご指導いただき、細かな所作まで丁寧にご教授いただきました。先生の親身なアドバイスはとても励みになりました。
A. かなり緊張しながら試験に臨みましたが、合格の知らせを聞いた時は安心しました。また、この受験を経験したことで、他者の存在に一層価値を見出せるようになりました。相手の存在があってこそ、自分の働きかけが成り立つのだと気付き、秘書技能検定が人柄教育だといわれている理由が分かりました。
A. 秘書技能検定では、自己理解や他者を感じる力が身に付きます。この検定で得るものはかなり大きいと確信しています。可能性を信じて、ぜひ受験を検討してみてください。私も合格を過去のものにとどめておくのではなく、学びを日常的に生かして、他者のため、自分のために努力を続けていきたいと思います。
南九州短期大学では、2021年度より「秘書学概論」が全コース必修科目となりました。
「秘書」には、上司をサポートするためのコミュニケーション能力や協調性、一般知識、マナーなどが必要となります。
経済産業省が社会人基礎力として定義している3つの能力・12の能力要素や、企業の採用者担当者が人事選考の際に求める能力と「秘書」の技能は強く関連し、「秘書的考え方」を身に付けることは「秘書」の職種に限定されることなく、社会人として企業(社会)から求められる技能を身に付ける本学での最初のステップになります。
さらに「キャリア教育」により社会人基礎力の養成と「自分らしい生き方」を実現するための講義を開講しています。