2022年3月10日(木)、宮崎シーガイアコンベンションセンター 4階サミットホールにて、短期大学・大学・大学院合同の令和3年度卒業式および修了式が執り行われました。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、本式典の出席者は卒業生本人のみに限定し、同時にライブ動画の配信を行いました。
今年度は短期大学生84名、大学生223名、大学院生2名、合計で309名が、それぞれ新たなステージへの一歩を踏み出します。
式典では、学位記授与に続き、前田隆昭学長より卒業生へ式辞が述べられました。
<抜粋>
今回、学生の皆さんが授与された学位は、皆さんが「幅広い教養を基礎としたコミュニケーション能力」を習得したことへの証(あかし)であります。それを得たことに誇りと責任をもって、これからの人生を歩んで行って頂きたいと願っております。かつて本学で学び、卒業していった学生の数は、これまでに1万人を越えております。これらの先輩たちは、本学で習得した専門性・人間性に加えて、社会生活において自分で獲得したスキルを発揮して、日本や外国でも大いに活躍しております。
これらの心強い先輩たちは、後輩の皆さんのがんばりに期待しており、また見守り、応援しているということも意識して、これからの社会生活を送っていただきたいと思います。
続いて、短大・大学でそれぞれ功績のあった卒業生の学園表彰、特別表彰が行われました。 その後、大学、大学院、短期大学の総代よりそれぞれ答辞が述べられ、令和3年度の卒業式が修了しました。
国際教養学科 卒業生総代 稲尾 京香さん
<抜粋>
入学から早二年。今、私達はそれぞれの道に進むべく、新たなスタートラインに立っています。先行き不透明な時代の中、不安と緊張が日々募りますが、この二年間で得た知識や経験がきっとこれからの私達を支え、成長の糧となってくれると信じています。私達は、これから遭遇するであろう多くの不足の自体を乗り越えて行かなければなりません。この先、このような前途多難の未来を憂うばかりではなく、最適解を見出し、前を向くよう励む必要があります。南九州短期大学での学びを財産とし、社会に貢献できるよう常に探求心を持ち、研鑽を積みながら精進してまいりたいと思います。
環境園芸学部 環境園芸学科 卒業生総代 下池田 真輝さん
<抜粋>
三年生へ進級してからすぐに、新型コロナウイルスの影響により、休校や、オンライン授業になるなど、初めての試みの中で、新しい体制への移行に対応しなければなりませんでした。
コロナ禍で行動制限がかかり、孤独や不安を抱える中で、先生方や職員の皆様、家族、友人たちの支えがあり、私たちはこのような状況に屈せず、己を奮い立たせることができました。
私たちは、この南九州大学で食と人と自然について多くのことを学びました。4月から、私たちはそれぞれ新しい道を歩みはじめます。これから歩んでいく道には今まで以上に大きな壁が立ちはだかるかもしれません。しかし、四年間この南九州大学で学んだことや過ごした日々の思い出を糧に、進んでいけると信じています。そして、広く社会に貢献できるように精進してまいります。
園芸学・食品科学研究科
園芸学専攻 園芸学分野 修了生総代 土師 丈太郎さん
<抜粋>
(研究のための)一連の作業はとてもつらくて厳しいものでしたが、先生をはじめフィールドセンターの技能職員の方々ならびに研究室の仲間とともにやり遂げた達成感や充実感は他の何事にも代えがたい経験でした。そして、本研究室の先輩方から十五年間のバトンを受け取り、目標であった品種登録出願がついに達成したことはとても誇りに思います。本日より私たちは一人ひとり別々の道を歩んでいきます。大学の名に恥じぬよう誠心誠意真っ直ぐに進み、これからもより高みを求め成長したいと思っています。優しく、ときに厳しくご指導くださいました先生方、学生生活をより良くするためご支援くださいました職員の皆様、本当にありがとうございました。
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